● ご飯配りのお話 (06.7.17) ●


「ご飯配り」・・・ネコ数を増やしてしまうのでは?という疑問の念が浮かびます。
ご飯があるということで、繁殖させてしまう、そこにネコを捨てる誘引となる・・・要因はさまざま・・・


大学ネコちゃんは、ご飯やりを始めた年に比べると、その1割半しか現在残っておりません。
ご飯やりをして、尚かつ、ネコ数減少したのです。

理由は3つ。
ひとつは、ご飯やりと同時進行の避妊去勢手術の実施。
ひとつは、積極的な保護と里親さま募集。
ひとつは、ご飯場の設置工夫。
・・・極力ネコちゃんが目立たないようご飯場を隠し、ネコちゃんを物陰に誘導し、また衛生状況の向上にも努めました。

また、この活動を始めてから猫破棄件数は、始める前の32匹から6匹という破格の減少を見せました。
それは、大量保護に伴うネコ数減少、ネコちゃんが目立っていなくなったことに起因しているのです。

さらなる減少・・・より多くの里親さまを見つける鍵は、やはり「ご飯配り」なのです。
栄養状態が良く健康なネコちゃんは、里親さまを見つけやすいからです。

そのため、私たちは、今までと同様に活動をする必要があるのです。


どうか、大学のネコちゃんへのご飯配りを、誤解しないでください。
避妊去勢手術・里親さま捜し・・・こういったことを平行して行うか、
行わないかで、同じ行為でも、全く別の結果を作り出します。
私たちは、常に前者なのです。

● 現在の状況 (06.6.1) ●


当初、私たちの考えていた30匹の大学猫ちゃんたち・・・
累計すると182匹に上ることが判明いたしました。

1年目、子猫70匹、成猫約80匹、その内捨て子ちゃん仔猫成猫合わせて56匹。
2年目、子猫22匹、成猫36匹、捨て子ちゃん18匹
3年目、この春の捨て子ちゃん成猫6匹・・・
100匹以上の保護の結果、現在残されているのは、あと28匹!

初めの年の赤ちゃん戦争、保護しても保護しても、生まれる赤ちゃん、捨てられる赤ちゃん・・・
その前に保護した成ネコちゃんと合わせてその数68匹の大学猫が管理人の元を巣立っていきました。

このことで得られた教訓により、大学猫の避妊去勢手術&一時的なリリースが始まりました。
手術を受けたのはこの三年間で、65匹。
現在残されているのは、茶トラの女の子ふたりのみ。
(対策を練っているけれど、止まない春先の捨て猫ちゃんの関係上、あと2匹とは、断言はできません。)


そして・・・今。
避妊が済んでいない子を、追いつつ、
保護した大学子猫4匹のホームの目処もおよそつき、
あとは成ネコちゃんのおうちトレーニングと里親捜しが
今の大学猫の命題となりつつあります。


今後は、お外の子をなくすための一層厳しい道のりが待っています。
それでも、これだけ進んでこれた自分たちの行く手には、きっと、輝かしい未来があると信じています。

みなさま、今後とも、どうか大学猫をよろしくお見守りください。
そして、大学ちゃんたちの嬉しいニュースの喜びを共に分かち合えたら最高です。

● 経緯と状況 (03.3.1) ●


この愛知県のある大学の構内には30匹ほどの猫たちが生活しています。

不妊・去勢をしていないためどんどん数が増え、またそれを見た心無い人が猫を捨てに来る事もあるようです。


大学猫たちについてのご相談を受けたのはある多頭飼育現場の犬たちの署名を集めていた時です。

ご相談者はこの大学の卒業生であり 現在はこちらに週に1度通っておられます。

猫たちの事は在学中から気にはなさっていたそうですが、時々餌をあげる程度の係わりに止まっていたそうです。

  1年ほど前から定期的に餌やりを続けていましたが、つい先日1匹が虐待により死んでしまうという事件がありました。  

あれこれと調べ、聞いてみると、『猫の不審な死は初めてではない事』 や

仔猫のシーズンには更にひどい話

『自動販売機の取り出し口に仔猫の死体が詰め込まれていた』

『ゴミ箱に仔猫が生きたまま捨てられていた』 『校舎の上から仔猫が降ってきた』 などを耳にしました。


  猫たちは一部の生徒さん、先生方から餌をもらって暮らしていますが、定期的ではないため常にお腹を空かせています。
  

大学の長期の休みには誰にも餌を貰う事が出来ず、体力のない子はその間に死んでしまう事もあるようです。

餌を貰う為に、人を見るとすり寄って甘えてくる子も多いです。

そこまで人馴れしていない子も、餌を置けば疑いもせずにそれを食べています。


虐待があり何匹も殺されているような場所にこんな無防備な猫たちを放置するのはとても危険であること、

また、これ以上数が増えて苦情が出てからの保護ではとても間に合わない事

(すでに猫アレルギーの学生さんから学校に行けないので何とかして欲しいと言う苦情が出ているそうです)

などを考え、猫たちの保護と里親探しをすることにしました。


大学の構内という特殊な場所でもあり、この先も色々な問題が出てくる事と思われますが、

一匹でも多くの猫に新しい家族を見つけてあげたいと願っています。

何卒、皆さまのご理解とあたたかいご協力をいただけます様、よろしくお願い申しあげます。

● 現在の大学っ子(09.2.18) ●

6年目突入です!

大学内10匹・預かり(募集かけている子・しない子合わせて)20匹。
全部で30匹前後。

ご飯量=月およそ90キロ、その他体調を崩した預かりっ子の療法食・ad缶・シーバなど、
医療費と同時に養育費のやりくりの日々です。


6年前に比べると飛躍的にこれでも減ったのです。
あの頃は大学に100匹近く、預かり70匹前後。全部で200匹近く。
すべてが体調をこわし医療医療、そして養育の日々。
本当に悪夢のようだった。

ちょっとずつ進化し、ゴールに向かう大学猫を、
今後ともよろしくお願いいたします。

● 現在の大学っ子(06.11.14) ●


現在の大学っ子たちは、
ご飯場ABに、えみり・ちゃう・ぱふ・グレコ・タッチ・キジ川さん
たまに、さびいち・みけこ・しーちゃん・ちゃと・せん・さびに、がいて、
ご飯場Cに、短はち・みけよん・さびよん・くっきー・ちゃあ・はっち、
・・・たまにちょっと知らない子。
会館には、さびいち・さびよ・・・グレーちゃん?という子が生息しております。
総勢約20匹。不妊手術を済ませた状態で大学に置き去りにされています。

春には、中猫さん・成猫さん・子猫ちゃんの捨て子、出産ラッシュがあり
(大学猫の減少に伴い年々減っております)
例年で考えると冬真っ盛り前にちょぼちょぼ捨て子ちゃんが現れ、
あまりの人慣れにおののきながら預かりさま・里親さまを早急に捜すということにかなりの時間を費やします。
(捨て子対策ビラを設置しております。ある程度功を奏してはおりますが、決定的に捨て子ゼロとは・・・)

おうちに入って里親さまを待っている子は、10匹。
キジィ・ちゃび・真喜ちゃん・だみっち・ダミィ・茶おやじ・キューちゃん・ロコちゃん・ココちゃん
そして、お熱の変動を繰り返す、ののたん・・・

30匹ちゃんが待っている、と思うと先は長いのですが、
3年前は、大人80匹、子ども70匹。
それを思えば、何のそのっ!
大学ちゃんの行く道にはキラキラ輝く「希望」があります。

● 現在の大学っ子(08.9.3) ●

5年目です(^^) その時にはわからないものですが、猫さんたちの変動は一年一年とても大きい。
募集をしているときには、この子たちのファミリーはいずこに・・・と非常に悩む。
でもちゃんとみんな見つけております!

まずは大学。固定メンバーは8匹。ちらほら組が数匹。
ちゃう・みけよん・キジ川さん・タッチ・ちゃあ・くっきー、新入りのはちろう・セーラー。
ご飯場は相変わらず2つ。(1つにするリスクを考えると・・・数は減っても踏み切れない。)

ちらほら見る猫さん・新猫さんの現れ方から、捨て子は減ってはいるけど、まだ根絶やしにはできていない。
大学は、この活動に許可はくれているが、それは猫との共存を意味しているわけではない(と思う)。
なので、4年前とは数が数段減ったことをかんがみ、スペース確保と猫さんの人馴れ度から保護を決め、
不妊手術をし、リリースはしない体制に入ること、これが今の流れ。
(新猫さんが女子の場合、繁殖事情から急ぎます。・・・とはいえお外っ子は繁殖では増えておりません。
あくまで、捨て子・迷いっ子。理由はお外で産まれた赤ん坊の生存率は恐ろしく低いというこの数年の結果があるので)

募集中の子5匹。ダミィ・ケイト・子猫3匹。
募集をかけられずそのままおうちっ子になっている子9匹。
のの・まりあ・はな・けろ・ぐぅ・茶おやじ・茶太・ナイト・グレコ。

この先も、保護してもおヨメに行けない子もある。
そうなると数少ないけれどスペースの問題が再浮上。ああ、これはどうしたら?!と思うところです。

はじめに
ここから始まりました。





お問い合わせ先ねこ子

最終更新09.2.18




● 現在の大学っ子(07.12.18) ●

4年目の大学猫は、あと11匹。ご飯場も5カ所から2カ所になりました。
ご飯場A(撤去の関係上番号はそのまま)には、新猫の、うすくんを筆頭に、
古株のちゃう・キジ川さん・グレコ・タッチが、
ご飯場Bでは、クロ細くん・くっきー・ちゃあちゃん・しーくん・クロ太(くろふと)くんが待っています。

こちらの古株ちゃんは、みけよんのみとなりました。

新たな猫ちゃん目撃情報もありますが、今いる子たちが、辛い思いをできるだけしないよう、
そして、できるだけ早くおうちに入れるよう・・・
変わらぬ努力をするつもりです。

また預かりの身の、茶おやじ・ダミィ・ちょこ・しんくん・ポンちゃんにも
早くご縁が舞い込んでくるよう、こちらも継続努力です(^^)
もちろん、まりあちゃんも。