あーやの寝言
    〜極楽バスタイム〜
 

世の中で何が好きって??
そりゃあ、お風呂に決まってるじゃにゃいのお〜♪
暖かいお湯・・・浮遊感・・・あの美味しさ(*1)・・・。
わたし、お風呂の全てを愛してるのにゃ〜♪

ママはわたしが仔猫だった頃から、お風呂に入れてたって言うけど、
ちび猫時代なんて覚えちゃ〜いにゃいわよ。
かすかに『汚ーい』とか、『でも風邪が』とか聞いたような、聞いてないような・・・。
『暴れないでー』とか『鳴くなー』とかも・・・。 きっと気のせいね・・・。
お風呂で暴れるなんて下品な事、このわたしがするはずがにゃいもの。
ま、そんにゃ事はどうでもいいのよ。

最初のお風呂の記憶っていうとアレね・・・。
白くて柔らかい、わたしと妹の専用バスタブ(*2)!!
シャワーの先を突っ込んで熱めのお湯を流しっぱなしにするのが最高だったわ〜♪
バスタブの縁に爪を引っ掛けて、身体の力を抜いていくのがコツにゃのよ。
最初はバランスをとるのが難しいから、気をつけにゃいとダメよ!

目はうっとりと閉じて、シャワーの熱い流れに身をゆだねる至福のとき。
ま、言うなれば大人の醍醐味よね!

いい加減大人になったわたしは体も大きくなって、専用バスタブじゃ〜物足りにゃくなってきたわ。
断然ママに抗議したものよ。
そして大人への第1歩を踏み出したの。
ママと一緒のバスタブに、ママと2にゃんでつかる・・・。
新入りちびの愚痴を言い合ったり、グルーミングしあったり、この楽しみも捨てがたかったわね。
勿論、バスタブの縁をじ・ぶ・んで!つかんで、浮遊感を楽しみにゃがらよ!
抱っこでお風呂だにゃんて、邪道だわっ! 
ま、わたしくらい大人にならにゃいと無理かもしれにゃいわね。 うふふ。

でもね、悲しい事に歳には勝てにゃかったわ・・・。
あんなに愛していたバスタイムがつらくにゃる日が来るにゃんて・・・。

ママのバスタイムに、お湯に腕を入れてばしゃばしゃしたり、
せめて雰囲気だけでも・・・とお風呂場でくつろいでみたりしたけど、
あの至福感はとうとう味わう事なく、ここに来ちゃった・・・。
ママともう1度、一緒にお風呂につかりたかったにゃあ。

ここに来てからはまたお風呂に入る元気が出たんだけど・・・。
でもねえ〜。 ここではバスタイムを優雅に楽しむなんて誰もしにゃいのよ・・・。
み〜んにゃ、お風呂は好きじゃにゃいんだって。 子供よねえ〜。

のんびりひとりでお湯につかるのも良いものだけど、
やっぱりママと入るのが1番!
ママ、お迎えに来てくれたらまた一緒に極楽バスタイムしましょうにゃ♪
楽しみに待ってるにゃんっ♪

*1あーやはお風呂のお湯を飲むのが好き
*2単なる発砲スチロールの箱ですう

お風呂やお水を嫌がるどころか、とにかく大好きな変な子でした。
本当に自分で身体をふわふわ浮かせながら、うっとりしてたなあ。
私もあーやと入るお風呂が、格別に好きでした。

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